2012年5月31日木曜日

Stone Mountain

先週末は3連休だったので隣のGeogea州まで行ってきました。
飛行機だと往復$300くらいかかるようで、想像より高かったので車で行くことに。Atlanta(地図上_B)までの距離を調べると片道約450mile、$1/10kmで燃費計算しても往復約$140。(有料道路はほとんど無く、通っても大した額ではない。)同じくGeogea州にあるSavannah (地図上_C)という街にも行きたかったというのも車で行った理由の一つ。 日本で言えば石川から青森くらいの距離ですが、基本的に片道3車線ある高速道路を常に走っているような状態なのでそんなに時間はかからない。多少休憩を挟んでも片道8時間程度でした。下の地図がおおよそのルート。


-(1日目) Stone Mountain Park, Atlanta GA -
1日目はAtlantaにあるStone Mountain Parkへと行ってきました。朝6時半に自宅ホテルを出発し、 寄り道をせずひたすらAtlantaを目指す。昼食休憩を挟んだのと、途中事故渋滞に30分ほど巻き込まれましたが、昼3時にはAtlantaに到着しました。
Stone Mountainでは夜行われるレーザーショーを見るつもりだったので、モーテルに戻るのは暗くなってからになる。前回Maiamiで道に迷った例もあるので、先にモーテルに向かって、場所の確認とチェックインをすることに。案の定少し道に迷いながらもモーテルを発見し、チェックインを済ませる。しかし、このモーテルがなかなか危ないモーテルで、ちょっと危険な雰囲気のアフリカ系の兄ちゃんばかりがうろついている。通路を歩いていると巡回している警官に遭遇。何やら犯罪の香りがするなーとさらに歩いていると、自分の倍くらい体積があろうかという大きな体をしたおばちゃんに"Come on!"と激しく手招きされた。当然お断りして立ち去ったが、連れ込まれていたらどうなるんでしょうね。そして、ちょっと話が跳びますが、泊まった翌朝起きて外に出ると、モーテルの前にパトカーが2台停まっていて、男が手錠をかけられて連行されて行く所を目撃・・・。Tax込みで$40とかなり安いとこではあったけれど、TripAdviserの口コミは悪く無かったのにな。口コミも信用できませんね。部屋自体もぼろくて、全然Webで見た写真と違う。カーペットに赤い染みがついてて血痕かなーと嫌な想像をしてしまったり。あまり安い所は考えものですね。

モーテルの外観

というわけで、チェックイン後、そそくさとモーテルを後にしStone Mountainへ。Stone Mountainはアトランタの郊外にあり、ダウンタウンからだと車で20分程度でしょうか。ここはナショナルパークではないようで、アスレチック、3Dムービーなどのアトラクションがあったり、レストランが建っていたり、ちょっとしたテーマパークになっています。アトラクションを無視すれば、$10の駐車場代だけで入れます。山の上までロープウェーで行きたければ、$9必要。自分は歩いて登りました。ちなみに別に金をケチった訳ではなく、登りたかったからですよ。片道1.3mileほど、標高は確か200m強だったと思います。45分くらいで登れます。
ところで、大事な説明をしていませんでしたが、Stone Mountainは世界最大級の一枚岩なのです。パーク内にあったパネルによれば、昔々アメリカ大陸とアフリカ大陸が衝突した際の巨大なエネルギーで、プレート間にマグマ溜ができ、それが冷え固まったものだそうで、長い年月をかけて地表に現れたのだそうな。気が遠くなる話です。形成の過程をしっかり解明している、人間の知的探究心にも驚きです。

 思っていたよりでかい

 一枚目の写真向かって右側から登って行く

 走っている人もいました

だんだん木がなくなって来る

頂上目前

頂上からの景色

これに乗れば5分で上まで来れます

夜9時半からはレーザーショーを見ました。1枚目の写真の彫刻部分をスクリーンにして、レーザーとプロジェクターを使った映像と音楽を組み合わせたショーです。日本の花火大会のような感覚で、みんな芝生の広場に椅子やシートを持参して見ていました。
内容の方はというと、半分以上はアメリカ最高、アメリカ万歳、We want you!という内容でした。スポーツの試合等を見に行っても、まず最初に国歌斉唱があり、観客も全員起立し歌います。国に対する意識は日本と大きく違います。

一つの理由としては国の成り立ちが関わっているように思います。アメリカ国民は、皆自分たちの意志でアメリカに住んでいるという意識があるのだと思います。今の世代はアメリカで生まれ育った人が多いかも知れませんが、近い祖先は何らかの意思を持ってアメリカにやって来ている。自分たち一人一人が国を造って来た、そして動かしているという考えが根本にあるのでしょう。
また、アメリカの小中学校では"Pledge of Allegiance"(忠誠の誓い)というものを、毎朝国旗に向かって唱えるらしいです。内容は以下。
”I pledge allegiance to the Flag of the United States of America, and to the Republic for which it stands: one Nation under God, indivisible, With Liberty and Justice for all.”(私はアメリカ合衆国国旗と、それが象徴する、万民のための自由と正義を備えた、神の下の分割すべからざる一国家である共和国に、忠誠を誓う)
多様な民族のアイデンティティを抱えているが故に、このような教育が必要なのだと思いますが、こういった教育もアメリカの愛国心を形成している一つの要因なのでしょうな。

2日目以降は、また次回に。

レーザーショー

国旗とケネディなどの偉人達

フィナーレ

2 件のコメント:

  1. 8時間1人か?
    結構ハードだと思うんだけど、そんなことない?

    にしても一歩間違えると危険だな。

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  2. 道が広いし車も多く無いから、精神的に楽なのかそんなに疲れなかったな。
    音楽を聞いたり、英語学習用テープを聞いたり、窓を全開にして走ってみたり、色々と手を変え品を変え、退屈しのぎはしていたけどね。

    あのモーテルはマジで危険やったね。
    手招きされたおばちゃんには夜にも会ったんやけど、挨拶してすれ違った後、
    手下っぽい若い兄ちゃんとこっち見ながら口元隠してなんか話してたから、何かされるかと思ったわ。
    昼のうちにチェックインしといて大正解。

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